確定申告

確定申告の季節がやってきましたね。
以前は、恐怖の時期でしたが、今年はそうでもありません。

なぜなら、儲かってないので、それほど税金を取られないからです。
もしかしたら、予定納税している分、戻ってくるという人も多いんじゃないでしょうか。

まあ、税金は納めても、その分、少しは還元されるので私は気にしていません。
道路とか、図書館とか、警察、消防といろんな使われ方をしています。

もちろん、無駄もありますけどね。

弁護士会費に比べれば些細なことです。
弁護士会費は年間60万もとられます。
しかも儲かっていなくても取っていきます。

では、60万円分のサービスを何かしてくれるかというと、そんなことをされた覚えはないですね。
いらん会長声明をされたり、雑務を押し付けられたりと仕事の邪魔をされた記憶はあるのですが。

だれか、弁護士会費の減額を訴えて立候補してくれないでしょうか。

日弁連会長声明について

また、やってくれましたね。

死刑執行に強く抗議し、改めて死刑執行を停止し死刑廃止について全社会的議論を開始することを求める会長声明

一部引用してみましょうか。


死刑執行は、到底容認することができない。死刑の廃止は国際的な趨勢であり、昨年12月20日には、国連総会において、全ての死刑存続国に対し、死刑廃止を視野に執行を停止するよう求める決議が、過去最多の111か国の賛成多数で採択された。こうした状況において、死刑制度を存置し、かつ死刑の執行を繰り返す日本の姿勢は際立っており、日本政府は、国連関係機関からも繰り返し、死刑の執行を停止し、死刑制度の廃止に向けた措置をとるよう勧告を受けてきた。

世界は世界はと言っていますが、この人達は、世界が死刑容認になったら、意見を死刑容認派に変えるのでしょうか?

当連合会は、今回の死刑執行に対し強く抗議するとともに、改めて死刑執行を停止し、死刑に関する情報を広く国民に公開し、法務省に有識者会議を設置する等の方策をとることによって、死刑制度の廃止について全社会的議論を直ちに開始することを求めるものである。 
毎回同じことを言っていますね。
学習してください。

そんなに全社会的議論をやりたければ、自分たちでやればいいじゃないですか。
国はダメなんでしょ?法務省もダメなやつらなんでしょ?

あ、自分たちって、もちろん日弁連とか弁護士会がじゃないよ。
会費でそんなことやられるなんて冗談じゃないですから。
この声明に賛成の弁護士が別途お金を出しあって、全社会的議論とやらをやってみてください。

でも、国民は、むしろ、死刑判決が確定した者は、迅速に執行しろって言ったりして。
そうしたら今度は国民を非難して、部分社会的議論をやろうって言うのかな?

日弁連内部の部分社会には一般常識の審査が及ばないんだろうなあ。


あ、勘違いしないでくださいね。
私は、どちらかというと死刑反対論者です。
理由は、自分が死刑執行したくないから。
「お前が死刑執行のボタンを押せ」って言われたら、「できません」って言いますもん。
今は、複数人で押して、誰のボタンが執行ボタンはわからなくなってるらしいですが、それでも嫌です。
さすがに「死刑執行はやりたくない。でも死刑には賛成」とは言えません。

ですが、自分の意見がどうかということと、弁護士会の意見声明の話は別ですよ。
たとえ、自分の意見と結論が同じでも、理由も違いますし、構成員全員がそう思っているとも捉えられかねないように声明を出すやり方は絶対に反対です。


いつまで罰金制度を続けるのか

株価上昇が止まりませんね。
今年は新規の案件もかなり少なく、株の利益の方が本業の利益を上回っています。
いよいよ、撤退ですかねえ。
でも、株価バブルもいつまで続くかわかりませんし、引き時が難しいです。

さて、今日のテーマは弁護士会の罰金制度です。
国選や当番は公益性のある仕事だから、みんな積極的にやれ。やらない奴は罰金だ!
そういう建前で、弁護士会は国選の仕事を強制していますね。
憲法18条もびっくりです。

昔は弁護士も少なく、みんな国選をやりたくなかった、なり手がいなかった。
だから、この制度も機能していたのでしょうが、今もこの制度を維持するのは時代錯誤です。

むしろ、国選当番は今や、取り合いになっていますよ。
担当したくてもできない人だっています。

それなのに、担当できないと罰金って。
それはおかしくないかい??

いつまでも、古い慣習を続けるところ。
弁護士会、というか、法曹界の悪い癖だと思いますよ。

弁護士会は仕事の邪魔をするな

弁護士会や日弁連は、いろんな声明を出していますね。

たとえば、
死刑執行に強く抗議し、改めて死刑執行を停止し死刑廃止について全社会的議論を開始することを求める会長声明

たとえば、
朝鮮学校を高校無償化制度等の対象から除外しないことを求める会長声明

凄い迷惑なんですけど。
弁護士会、日弁連って強制加入団体だよね?
入らないと弁護士できないんだから。

なのに、こんな政治意見や思想を勝手に表明しないでもらいたい。
死刑制度に賛成の会員だっているはずです?


いちいち、こんな声明を出すせいで、その度に弁護士は全員、どんな犯罪者にも死刑執行することは反対だって思われるのです。

本気で死刑をなくしたいと思うなら、弁護士なんて、とっとと辞めて政治家になるべきではないでしょうか。


暗いぜ弁護士業界

今日はちょっと、テーマを変えて、弁護士業界の話題です。
ネット上の弁護士たちの間で1つのブログが話題になっていますね。

稼げない弁護士
http://ameblo.jp/kasegenaibengoshi/entry-11461240370.html


ブログ名からして、強烈ですね。
ざっと読んだだけですが、中身は、産休明けで事務所に戻ってみたらイソ弁からノキ弁に降格、顧問先をもらえるということをちらつかされて頑張ってきたが、その話はもうなさそう。ボスは女は家庭に入ればいいという意識を持っているようで、事務所にいるのも辛い。
ノキで仕事は振られるが、筋悪ばかりで、納得がいかない。
こういった感じでしょうか。


まあ、事実は我々にはわからないわけですが、ボスがどうしようもない人物というのは、割とよく聞く話ですね。
「後を継いで」とか「顧問先を君に」っていうのを聞いて、頑張ったのにというのは甘いよなあ。

まあ、本人も「全面的に信じていたわけじゃない、ただ様変わりが納得いかない」というんだろうけど。
人間言うことが変わることは日常茶飯事。そんなの、私達は仕事で嫌というほど見てきているじゃないですか。

上手い話にのせられて騙されるとか、独身の弁護士だと思って付き合っていたら実は婚約してて、その後結婚していたとか。
先生頼りになりますとか言っておきながら報酬を払いしぶる依頼者とか。

ただ、そんな嘘つきボスにも頭を下げてノキだったりイソだったりしなきゃ仕事がない弁護士も多いというのが、今のこの業界の悲惨さですよね。
昔だったら、そんな事務所はさっさと見切りをつけて、他でイソ弁もしくは独立が容易だったけど、今はそうはいかない。

廃業は賢明だと思います。お高い弁護士会費がなければ、まだ色々やれたとは思いますが。

この仕事、昔はバランスが良かったと思うんですよね。
他人の人生のドロドロした部分を処理するという精神的にかなりきつい仕事。責任も激重。高い弁護士会費を払ったり、公益活動もやらなきゃいけなかったり。
偉そうな弁護士が多かったとか、弁護士費用が高いとか言われていたけど、プラマイ0だと言えました。

でも、今は、精神的にきつくて責任はそのまま、弁護士費用は国(法テラス)のダンピングで激下がり、地位も、弁護士会職員から下に見られるという有様(彼らの給料は私たちの会費なのだが)です。